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リモコン豆知識

リモコンを知るのに必要な知識や、知っていると他人に自慢できるちょっとしたリモコンに関するトリビアなどをご案内!!


リモコンとは?
  リモコンとは、電子機器(TV等)を離れた位置から操作を行えるようにした装置の送信側の機器のことを指します。リモコンだけでは何も出来ないので、必ず対応した受信側が用意される必要があります。

※リモコンと対応機器の例
TVとDVDプレイヤーはリモコン用受信が有りますので動作します。受信機の無い機器はリモコンに対応していないため動作しません。

1.送信機と受信機


2.転送媒体の例
@超音波方式
 信号の送信に超音波を利用した方式
 送受信に時間がかかる。
 電話のベルや食器音で誤動作する。
 送受信素子が量産化に劣る
A電波方式
 信号の送信に電波を利用した方式
 電波は壁を通り抜けるので、隣の部屋の機器も操作できる。
 電波で障害が発生する場合がある。
B赤外線方式
 信号の送信に赤外線を利用した方式
 伝達距離は短いが、安値で量産化が容易であり、また妨害や混信も少ない。
 ただし、蛍光灯や太陽光(直射日光)で誤動作する場合がある。

3.赤外線信号の信号形態の例
アナログ式
 信号を赤外線のON/OFFの長さだけで送り出す方式。
 信号の誤差に対するマージンが少なく、誤動作する可能性が高い。
 現在ではほとんど見ることが出来ない(たまにある)。
デジタル式
 信号を赤外線のON/OFFのパターンに0か1を割り当てて、送り出す方式。
 信号の基本形が2種類しかないのでマージンが大きく取れ、誤動作する可能性が低くなる。
 現在のリモコンはほとんどがこの方式。
デジタル/アナログ混載方式
 信号送信の基本となる形式はデジタル式だが、中の表現がアナログになっている方式。
 信号の誤差に関してはアナログ式と同じく、マージンが少ない。
 少ない時間で多くの情報を載せることが出来る利点も存在する。
 この方式はほとんど見られない。

赤外線について
  赤外線とは、電磁波のスペクトルにおいて、可視光領域(人の目で見えることの出来る光の範囲のこと)の赤より外にある電磁波のことです。この光は、可視光領域よりも外にあるため、人の目では見ることが出来ません。

※光スペクトルの例
可視光の外にある光は、特殊な機械を使わない限り人の目では見ることが出来ない。

電波について
  電波とは、電磁波のスペクトルにおいて、光(遠赤外線、波長1mm以下)より周波数が低い(波長の長い)領域の物を指す。
あるいは、電磁波は波動の性質と粒子の性質を持ち合わせており、そのうち波動の性質を用いて検出される物を電波と呼ぶ場合もある。
また、電波法においては周波数が300万MHz(=3000GHz =3THz)以下(波長0.1mm以下)の電磁波を電波として定めている。

信号について
  リモコンから送信される信号は、他の物体から出ている赤外線と区別するために特殊な処理が行われています。この処理を行った信号に操作用の命令を乗せて被操作対象の機器に送ると、被操作対象の機器がその信号を解析し、その信号に応じた動作を行います。(対応する動作がない場合は何もしません)

リモコンのボタンの耐久性ってどれくらい?
  100万回以上押されても問題なく動作するように設計されています。仮に1日に一つのボタンが100回押されたとしても、30年は持つ計算です。

リモコンの電池寿命はどうやって求めているの?
  リモコン用の電池寿命試験器でテストを行った結果を参考に、そのリモコンが使用される条件を仮定し、その条件でどれぐらい持つかを計算して求めています。

リモコンの上についてる、黒いツルツルのフタみたいのは何ですか?
  赤外線以外の光を通さない為の、「フィルター」と呼ばれる物です。最近はコストの問題から付けない場合もあります。

※リモコンから外したフィルター
ちなみにこのフィルタを取り外してカメラに付けても、真っ暗な映像しか写りません。


※このフィルターを使って撮影した蛍光灯
シャッタースピード1秒で光っている蛍光灯を撮影してもこの程度しか写りません。

リモコン信号を確認する方法
  携帯電話のカメラ機能や、デジタルカメラでみると、赤外線LEDが光っているのを見られます。

※デジタルカメラで撮影したリモコン信号、フィルター内に2カ所光って見える所が赤外線
デジタルカメラを使えば、目に見えない赤外線を捉えることが出来る。ただし、リモコンの赤外線が強いため写りますが、通常の赤外線は写りません。

リモコンの種類
・単機能リモコン(付属リモコン)
TV等を購入すると一緒についてくるリモコン。その機器しか操作できないため、単機能リモコンという。

※写真はSONY製

・プリセットリモコン
あらかじめ複数のメーカーのリモコン信号を利用できるようにしておき、ユーザーが使いたい機器に合わせて設定を行うことで使えるようになるリモコン。信号が前もって用意されている(プリセット)されているため、プリセットリモコンという。

※写真はSONY製

・マルチリモコン
プリセットリモコンの別名称。
プリセットリモコンの中でも、複数(マルチ)の機器を操作できることから、こう呼ばれる。
たとえば「テレビ、ビデオ、DVD、アンプ」等複数の機器を1台のリモコンで操作できるリモコンを選んで、マルチリモコンと呼ぶ。
マルチプリセットリモコン(Multi Preset Remocon)とも呼ばれる。
ただし、マルチリモコンは各機器を操作するために複数のプリセットを持っていることから、マルチリモコン=プリセットリモコンと呼んでも問題はない。

・PPリモコン
プログラマブルプリセットリモコン(Programmable Preset Remocon)またはプリプリセットリモコン(Pre-preset Remocon)の略。
プリセットリモコン、マルチリモコンと同じ意味で使われる。

・ユニバーサルリモコン
Universal Remoconと書き、いろいろな用途に使えるリモコンの事。
プログラムまたは信号が書き込まれておらず、民生用、産業用、医療等の用途に応じてプログラムや信号を書き込むことでいろいろな用途に対応できるリモコンのことを指す。

・学習リモコン(きおくリモコン)
多くの場合プリセットリモコンも兼ねているが、プリセットにない信号に対応するため、他のリモコンの信号を覚えさせて送信できるようにすることが出来るリモコン。
記憶リモコン、ラーニングリモコン(Learning Remocon)、またはプログラマブルラーニングリモコン(Programmable Learning Remocon)とも呼ぶ。

※写真は弊社HPB-021

・ネットワークリモコン
コンピュータと接続する事でリモコンの情報をダウンロードし、いろいろな操作ができるようになる。また、データの管理をPC上で行える。

※写真はSONY製

・双方向リモコン
リモコンから信号を送るだけでなく、操作対象機器側から送られてきた信号を受信できるリモコン。受信成功の有無の確認や、表示機能のないデバイスのレスポンスを受けたり出来る。エアコンに採用されている場合が多い。

※写真は媒社製

・ID付きリモコン
リモコンに対して操作対象機器の数が多いと、誤動作の原因となるため、それぞれの装置に対応した番号(ID)を割り振っておき、その番号が同じならば動作するような機能を盛り込んだリモコン。市販の機器では疑似ID方式を採用する場合が多い。

・暗号化リモコン
リモコン信号は通常、メーカー、機器種別、ボタン番号の三つをそのままの形で送信しているため、解析が容易であり、そのままでは防犯用などには利用できない。
そこで、リモコンの信号に暗号を掛けて、解析を困難にすることでセキュリティー性の高いシステムに利用可能にしたリモコンシステムのこと。

・電波リモコン(方式の例:BlueTooth、微弱電波、特定小電力無線、ZigBee、etc...)
電波を発するリモコン。電波で信号を送信する。受信する側も電波を受信する方式で構成されている。

※写真はSONY製


見た目による分類
・ストレート
単機能やプリセットリモコンに多いタイプ。このタイプの学習リモコンもある。液晶がついていないため、コストを抑えることが出来る。

※写真はSONY製

・ストレート液晶付き
学習リモコンに多いタイプ。液晶付きのプリセット(単機能)リモコンもあるが、ビデオデッキやエアコンなどに多く採用される。機能表示が出来るため、高機能リモコン等で採用される。

※写真はSONY製

・据え置き
卓上リモコン。主にプリセットリモコンで利用される。常に机の上に置き、置いたままボタン操作ができるように設計されている為、置いた状態で安定する構造になっている。

※写真はSONY製

・据え置き液晶付き
高機能な学習リモコンに採用例が多い。据え置きの大きさと液晶の表示能力を使い、リモコンとしての機能を高いレベルまで持って行っている。最もコストがかかる。

※写真はSONY製

・フリップ式
普段はカバーでボタンを隠す、又はボタンが入れ子状態になっているリモコン。普段は小さく必要なボタンだけで、設定などの高度なことを行うときは、カバーを開いて操作する。

※左が閉じた状態、右が開いた状態(写真はSONY製)

・スライド式
フリップ式のカバーが、スライドで開閉するリモコン。基本的にはフリップ式と同じで、高度な操作が必要なときにカバーを開いて操作する。


リモコンの歴史
1955年
アメリカのゼニス社のユージン・ポーリーによって世界初の無線リモコン「フラッシュマティック」が発明される。たが、可視光を使っていたため太陽光で誤動作した。
1956年
ゼニス社の研究開発部門にいたロバート・アドラーによって超音波方式のテレビリモコン「スペース・コマンド」が開発された。
1971年
サンヨーが超音波リモコン式カラーテレビ「ズバコン」1号機 20-CTR910Rを発売。
1972年
松下電器(現パナソニック社)が世界初の赤外線リモコンTVを発売(ただし、ソースは松下(パナソニック))。
1977年
SMK社から日本初の赤外線リモコンが発売される。
これを機に多くの製品に赤外線リモコンが付属するようになる。
リモコンが多くの機器に付属されるようになった結果、リモコン産業が登場する事になる。
2007年
SONY社が自社のTVの一部に電波式リモコンを標準採用する。


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